国立市議・矢部あらたのブログ

国立市議会議員(日本共産党)矢部あらたのブログです。活動報告や日々のことについて更新します。

議員団ニュース『明るい国立』1711号(2023年10月22日発行)

明るい国立社が発行する、日本共産党国立市議団の議員団ニュース『明るい国立』の内容を、そのままご紹介します。『明るい国立』はしんぶん赤旗日刊紙・日曜版への折り込みのほか、街頭宣伝の際の配布などでどなたにもご覧いただけます。

 

【紙面】

【表面】

日本共産党国立市議団 令和4年度 決算特別委員会報告

矢部議員の質疑

決算特別委員会で矢部あらた議員が行った質疑は次の通りです。

【市民税】

 市民一人ひとりが納める個人市民税は、昨年度と比べ3.9%の増収となっています。市はこの原因の一つに「市民全体の給与収入の増」が挙げられるとしていますが、この給与収入の増加幅は令和3年度から4年度で1.3%、同年の物価の上昇率3パーセントに全く追いついていません。また、市も「定年延長などの影響もある」と認める通り、これらの「収入増」は直接に景気の回復、市民の暮らしの向上を意味するものではありません。早急な判断で支援を削減することのないよう求めました。

【国庫支出金】

 また、国庫支出金が7億ほど減っている事について、市は「コロナ関連の国費は今後も減っていくと思われる」としています。5類移行後も医療機関や介護事業者などの状況を注視し、物価高騰の影響を踏まえた支援のため、国や都への要望を求めました。

【コロナ・物価高騰対策】

 新型コロナウィルスや物価高騰の影響を受けた、全体的な支援策及び市民から寄せられた市相談の傾向や今後の見通しを質疑しました。「各担当者や市民の声を聞き、国の交付金等活用して対応してきた」との答弁があったため、一例として「地方創生臨時交付金」を満額活用することができたのかどうか質しました。必要な支援が不十分なまま資金を余らせた自治体がある事を受けた確認ですが、こちらは全て使い切って支援に充てたとのことです。

 市はコロナから物価高騰へと傾向が変化していると見ています。共産党としては、5類になっても新型コロナ感染症が消えたわけではないと指摘し、物価高騰対策と感染症対策を両軸で行う必要を訴えました。

特別支援教育

 現在会計年度任用となっている特別支援学級の指導新や支援員、スマイリースタッフについて、現場から「生徒の入学から卒業まで切れ目なく見てほしい。長期契約の工夫を」との要望がありました。これを受け、継続して働いていただくための工夫や正規雇用への見直しについて質疑しましたが、「相手の都合もあり、現状が最適」との答弁にとどまりました。

 その他の質疑の様子は市議会ホームページで閲覧可能です。

 

住友議員の質疑

 10月2日から6日にかけて、令和4年度(2022年度)決算特別委員会が開催されました。この委員会では予算が適正に執行されたか、費用に見合った事業効果があったのかを審査します。市が分析した令和4年度(2022年度)決算の特徴は、①前年度に引き続き普通交付税交付団体となった。②経常収支比率が99.1%と高い値になった。③物価高騰の影響で経費が増えたこと。の3点が挙げられています。以下は住友議員が行なった質疑になります。

【歳入】

 歳入総額は360億1377万円となり、前年度比で7億6047万円のプラスとなりました。

 歳入増の取り組みとして、高齢化が進む現在、市内で働ける仕組みづくりは検討されているのか質しました。市は年整備の観点から企業誘致の働きかけを行ったと答弁がありましたが、今後は政策的に高齢者などが市内で働ける環境の整備を進め、市内循環を促すよう訴えました。

 また、市税収納率は99.7%と高水準となっています。これは納税に対する市民意識の高さや収納努力によるもので評価できる点ですが、懸念点としては滞納者に対して無理な取り立てや差し押さえはないか、この点については丁寧な対応をするよう要望しました。

【歳出】

 歳出総額は352億1790万円となり、前年比で10億3561万円のプラスとなりました。

生ごみ減量助成にかかる事業」・・・1000基を超えるミニキエーロが普及しているが、食品ロスの観点から交流会の開催を要望しました。

「教職員人事給与事務にかかる事業」・・・教員の1年間の在校時間の上限目安が360時間以内とされていますが、それを超える教員が半数になることが質疑で明らかになりました。解消の取り組みを急ぐよう要望しました。

後期高齢者医療特別会計

 昨年10月から一定以上の所得がある方の窓口負担が1割から2割に引き上げられました。住友議員は影響調査をしたか質しましたが、市はまだ調査を行っていないということでした。厚労省が今年行った調査では、引き上げに伴って受診を控える動きがあったということです。国の政策ではありますが共産党市議団は決算には反対としました。

【奥付】

明るい国立 2023年10月22日(日)
発行番号:1711号
発行元:明るい国立社
電話:042-577-3375
メール jcpkunitachi@gmail.com
住友たまみ市議 090-4618-8277
矢部あらた市議 070-2179-1514